不動産ニュース / 団体・グループ

2024/2/29

日管協前会長・末永照雄氏の黄綬褒章受章祝賀会盛大に

300名超が詰め掛けた祝賀会会場

 (株)アミックス副会長で、(公財)日本賃貸住宅管理協会前会長の末永照雄氏の黄綬褒章受章祝賀会が、2月28日、明治記念館(東京都港区)で行なわれ、同協会関係者、行政関係者、関連団体関係者など全国から300名を超える来賓が集まり、同氏の受章を祝った。

 発起人代表は、同協会会長の塩見紀昭氏。発起人には、全国賃貸ビジネス協会名誉会長の髙橋誠一氏、同会長の三好 修氏、(公社)全国賃貸住宅経営者協会連合会会長の宮野 純氏、アミックス代表取締役の佐々木 豊氏が名を連ねた。

 末永氏は、1987年アミックス代表取締役社長に就任。サブリース管理を手掛け、その普及を進めてきた。また、2014~20年にかけ日管協会長を務めたほか、(一社)賃貸不動産経営管理士協議会や(一社)IREM JAPANなど関係団体の要職を通じて、賃貸住宅管理業法の制定と賃貸不動産経営管理士の国家資格化の実現に尽力してきた。

 祝賀会で挨拶に立った発起人代表の塩見氏は「末永さんが日管協会長を務めた6年間は、賃貸住宅管理業にとって、法制化に向けたまさに激動の6年間だったが、同氏の努力が実り、賃貸住宅管理業が業として認められることになったことは誠に光栄であり、黄綬褒章受章はその証」と同氏の功績を褒めたたえ、「これからも業界の模範として、よき友人としてご指導いただきたい」と語った。
 また、発起人のひとりである宮野氏は「このたびの受章は、日管協が設立されて29年目にして、初の推薦者であり受章者であり、大変喜ばしい。国土交通省の検討会やさまざまな会議で賃貸住宅管理業の法制化を訴えていた姿が大変印象に残っている。団体の代表自らがこのような活動をすることが何より重要であると、私自身勉強させていただいた」と同氏を評した。

 行政関係者を代表して挨拶した(一財)不動産適正取引推進機構理事長の青木由行氏は「末永氏は、サブリース管理を社会課題解決のイノベーションとして普及させてきた。私は賃貸住宅管理業法制定時の担当局長だったが、末永氏の誠実な人柄にファンになった。当時はサブリースが社会問題化しており、規制法が必要だという声が各方面からあがっていた。サブリースに先んじて取り組まれていた末永氏は複雑な想いもあっただろうが、いたずらに規制を厳しくするのではなく、社会に貢献されている優良な業者が成長して、不良業者はおのずと退場せざるを得ないような法律を作ろうと一緒に頑張ってきたことを思い出す」と法制化の思い出を振り返った。

 参加者への謝辞に立った末永氏は「今回の私の受章は、賃貸住宅管理業が社会に認められた証だと考えている。これまで後押ししてくれたたくさんの皆さまの尽力に感謝したい」などと述べた。

「私の受章は賃貸住宅管理業が社会に認められた証」と謝辞を述べる末永氏

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