不動産ニュース / 調査・統計データ

2024/3/6

住まい探しベテランが重視するのは「通勤・通学の便利さ」

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は6日、「住まい探しデビュー・ベテランの違いに関する調査」の結果を公表した。過去2年間以内に1人暮らしを開始した「住まい探しデビュー」(一人暮らし経験1件)と、過去2年以内に新しい物件に引っ越しをした「住まい探しベテラン」(一人暮らし経験2件以上)の22~29歳の男女549名を対象に、インターネット上でアンケートを実施。調査期間は2023年12月11~15日。

 現在の住まいに引っ越したきっかけについては、「住まい探しベテラン」は、“転職や転勤”が4割以上で最多である一方、「住まい探しデビュー」は“自立や自立心を養うため”(35.4%)が最多となった。

 また、「住まい探しベテラン」が最初の物件と現在の物件を比較して、「選ぶ際のこだわりが強くなった条件」を見ると、経験物件数3・4件以上は「通勤・通学に便利」が上位となった。一方、“こだわらなくなった条件”では「2階以上」「最上階」が上位に入っており、引っ越しの回数を重ねるごとに階数へのこだわりが薄まっているようだった。

 「住まい探しベテラン」における内見した平均物件数は最初の物件と比較して増加しており、住まいを探す際の慎重度は住まい探しの回数を重ねるたびに高まっていることが分かった。

 もう一度利用したいと思う不動産会社の特徴を聞くと、「物件についてメリットだけではなく、デメリットも説明してくれる」がデビュー・ベテラン共に高く、35%を超えた。また、「住まい探しデビュー」では“問い合わせに対するレスポンスが早い”が最も多く、不動産会社とのスムーズなやりとりを重視していることが見てとれた。

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