不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/14

東建他、北急新駅直結タワマンが好調

「ブリリアタワー箕面船場 TOP OF THE HILL」外観
モデルルーム。角住戸は足元から天井までのコーナーサッシを採用

 東京建物(株)は14日、住友商事(株)、阪急阪神不動産(株)と共同で開発を進めている分譲マンション「ブリリアタワー箕面船場 TOP OF THE HILL」(大阪府箕面市、総戸数397戸)を報道陣に公開した。23日に延伸開業する北大阪急行線「箕面船場阪大前」直結のタワーマンションで、2022年10月の販売開始から約1年半で総戸数の約85%に当たる341戸を供給し、9割に登録申込を受けている。

 同物件は、北大阪急行線「箕面船場阪大前」(23日開業)徒歩3分に立地する、鉄筋コンクリート造地上30階建て、免震構造のタワーマンション。竣工は24年10月予定。

 箕面市等が同線延伸に伴い進めてきた土地区画整理事業の一環として建設されるもの。同事業では、駅を取り囲むように大阪大学箕面キャンパス、箕面市立船場図書館、箕面市立文化芸能劇場、駅前広場が整備され、地下に設置される駅からは、同物件を含めた全ての施設にペデストリアンデッキで直結する。また、同物件以外にも、同じ3社が売主となる分譲タワーマンション2棟が整備される(総戸数731戸)。

 区画整理事業と総合設計制度を活用し、建物高さ約100mを確保。千里中央エリアよりもさらに標高が高く(102m)、四方に大きく眺望が開けるのが特長。共用施設として、23・24階2層吹き抜けのスカイスイート(ラウンジ兼ゲストルーム)や、15~24階の各フロアに在宅勤務等に対応したワーキングキャビンを設置している。

 住戸は、1LDK~3LDK、専有面積約31~147平方メートル。現在販売中の先着順6戸は、7,220万~3億2,000万円。全体の坪単価は約350万円。4月上旬に販売開始予定の4期2次は、31平方メートルの1LDKが3,900万円台、54平方メートルの2LDKが6,000万円台、75平方メートルの3LDKが7,100万円台から。

 22年1月のホームページオープンからのエントリー数は6,000件超、同年8月のモデルルームオープンからの来場者数は2,150組。総契約数は319件。北大阪急行の延伸開業による利便性、資産性の向上、駅前再開発への期待などが評価されている。購入者は、30歳代を中心としたパワーカップルやファミリー、60歳台以上のリタイアシニアが中心。居住地は北摂3市(豊中、箕面、吹田)で約半数。高額住戸は企業経営者やライセンサーなどの購入が目立ち、小型住戸の投資目的購入や、シニア層の買い増し、複数購入もあるという。

ペデストリアンデッキから見た「箕面船場阪大前」駅周辺。写真真ん中奥が同物件、その左が阪大箕面キャンパス。物件手前は市立図書館と市立文化芸能劇場。右の白い屋根から地下に降りると駅。手前左の工事現場にも、同物件と同じ売り主によるタワーマンションが建つ

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