不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/21

横浜最大の建て替えマンション、ランドプランに高評価

「プロミライズ青葉台」完成予想図
完成予想モデルを西側より撮影。敷地中央を貫くセンターウォークは駅方向へのアプローチかつコミュニティの起点となっている

 横浜市住宅供給公社と(株)URリンケージが開発・販売を進めてきた分譲マンション「プロミライズ青葉台」(横浜市青葉区、総戸数761戸、うち非分譲住戸205戸)の販売が順調に進んでいる。横浜市内では過去最大の建て替えマンションで、4haを超える敷地を生かしたランドプランや、民間競合物件と比較した相対的な割安感、共用施設や設備仕様の充実などが評価され、9月下旬の販売開始から約半年で、販売総戸数(556戸)のうち370戸超が成約している。

 同物件は、東急田園都市線「青葉台」駅から徒歩約10分~14分に立地。約4.4haの開発地は、1967年に竣工した「桜台団地」(総戸数456戸)の跡地。築50年を経て割賦販売期間が終了し、管理組合が発足した段階で建て替えの検討が始まり、両者が参加組合員として参画し、事業が進められてきた。横浜市内の建て替え事業では過去最大となる。

 敷地は、東西軸が長く、東西の比高差は約20m。最も高い西側には、広さ約2haの桜台公園が隣接。敷地の南北方向に2本、敷地中央を東西方向に1本公道が走る。この敷地形状と周辺環境との調和を目指しランドプランを作り込んでいるのが特長。敷地中央は、最も駅に近い棟(ステーションサイド)から、公道で分けられた各棟を貫きながら桜台公園まで続く「センターウォーク」とした。まちの中心には円形状の広場空間「セントラルプラザ」、その周囲に共用施設である「セントラルコア」と「さくらテラス」を配置。「セントラルコア」は、キッズスペース ミーティングルームなどのほか、Wi-Fi完備のスタディスペース、ゲストルームを用意。「さくらテラス」は、キッチンスペース、ライブラリー機能を完備する。敷地内は、既存樹含め約1,500本の樹木で彩る。空地率も62%に達する。

 建て替え後のマンションは、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造5階建て他、住戸棟5棟、共用棟2棟で構成。住戸は、2LDK~4LDK、専有面積約31~91平方メートル。両面アウトフレーム工法、二重天井・二重床。リビング天井高2,450mm、バルコニー奥行き2m。ディスポーザ、食洗器、玄関手すり&スツール、メーターモジュール廊下、床暖房、スロップシンクなどが標準。引渡しは26年1月~同年8月予定。

 販売価格は3,298万~9,298万円。坪単価は290万円。2023年7月下旬にモデルルームをオープン。これまでの問い合わせ総数は約4,000件超、モデルルーム来場数は延べ1,180件超(いずれも2月末時点)。購入者は、地元青葉区を中心に横浜市内在住の30歳代プレファミリーとファミリー層がメイン。

モデルルーム
建設地。最も駅に近い東側

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