不動産ニュース / 開発・分譲

2024/3/29

高台立地と敷地のゆとり等に評価/伊藤忠「荏原町」

「クレヴィア荏原町GARDEN」完成予想図

 伊藤忠都市開発(株)が開発・販売を進めている分譲マンション「クレヴィア荏原町GARDEN」(東京都大田区、総戸数71戸)が好反響を得ている。標高30mかつ3,000平方メートルとゆとりのある敷地をいかしたランドプラン、周辺環境に加え、コンパクト系間取りが多い同エリアでは久しぶりのファミリー物件であることから、1期31戸の25戸に申し込みが入っている。

 同物件は、東急大井町線「荏原町」駅徒歩7分、都営浅草線「馬込」駅徒歩7分に立地する、鉄筋コンクリート造地上7階地下1階建てのマンション。竣工は2025年3月下旬予定。約3,100平方メートルの敷地は、ゴルフ練習場跡地。周辺では最も高い標高約30mの南傾斜地。東側は戸建て住宅街、南側には小学校が隣接するものの、4階以上は眺望がひらける。ゆとりある敷地をいかし、敷地内にはサークルガーデン(中庭)やコリドー(散歩道)を設置。南側の一部には自主管理公園を設け周辺住民に開放。外周部にも植栽帯を配置する。

 住戸は26タイプ、1LDK~4LDK、専有面積約44~110平方メートル。南向き7スパン、東向き6スパン。2m超のハイサッシと扁平梁により開放感を高めているのが特長。最上階3戸はプレミアムタイプとして、設備や建具のグレードを高めている。

 23年に10月に物件ホームページを開設。これまでに1,300件超のエントリーを獲得している。24年1月13日から常設販売拠点の「ギャラリークレヴィア有楽町イトシア」(東京都千代田区)のコンセプトルームで商談を開始。160組超が来場している。23日から販売を開始した1期31戸は、3LDKで1億円台が中心。現在先着順販売中の6戸は、3LDK・4LDK、専有面積約65~110平方メートル。販売価格は9,590万~2億990万円。坪単価は約500万円。申込者の中心は30~40歳代のファミリー、DINKS層。地元大田区と隣接の品川区在住者が6割。

 なお、販売拠点となる「ギャラリークレヴィア有楽町イトシア」は同物件の販売開始とともにリニューアル。LEDビジョンを壁や床に配置したスクリーンルームで、すべての販売住戸の間取りや眺望を実物大で投影し、来場者が検討できるようにした。これらと「クレヴィア」の標準的仕様を再現したコンセプトルームとを併用して、商談を進めている。

「ギャラリークレヴィア有楽町イトシア」のスクリーンルーム。販売物件の実大の間取りを投影して、サッシの高さやキッチンの幅、空間の広さ等が確認できる
検討している住戸階と方角から見える眺望の確認も可能

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