三菱地所(株)は15日、コンパクトオフィスの新シリーズ「CIRCLES+(サークルズプラス)」の初弾物件「CIRCLES+市ヶ谷駅前」(東京都千代田区)を竣工した。
同社は、2019年から「CIRCLES」シリーズとして、基準階面積30~100坪程度のコンパクトオフィスビルを東京都心や名古屋、福岡で提供。24年4月までに24棟を供給してきた。今回、「CIRCLES」シリーズよりも大きなフロア面積を備え、オフィス仕様を拡充した「CIRCLES+」を新たに展開する。
「CIRCLES+市ヶ谷駅前」は、JR中央・総武線「市ケ谷」駅、都営地下鉄新宿線「市ヶ谷」駅、東京メトロ有楽町線・南北線「市ケ谷」駅各徒歩1分。建築面積584.14平方メートル。建物は、鉄骨造地上11階地下1階建て、延床面積は6,468.54平方メートル。
基準階面積は約158坪で最大60人ほどの出社に対応。ファサードにはガラスカーテンウォール、エントランスとエレベーターには顔認証システムを採用した。BCP対応として、フロア内に備蓄倉庫を設置した他、非常用電源を用意。環境にも配慮し、CASBEEウェルネスオフィスAランク、BELS五つ星を取得している。
同社は今後、「CIRCLES」に加え「CIRCLES+」の開発を進め、大規模再開発に適さない敷地や耐震に問題がある建物の建て替えなど、中小規模敷地におけるバリューアップにさらに取り組むとしている。