不動産ニュース / 開発・分譲

2013/1/22

「樹木の保存・再生」コンセプトのコーポラティブハウス竣工/コプラス

「羽根木の森レジデンス」外観。建物の南側はそのまま木を残し、北側には樹木を移植することで「森の邸宅」をイメージしている
「羽根木の森レジデンス」外観。建物の南側はそのまま木を残し、北側には樹木を移植することで「森の邸宅」をイメージしている
窓から享受できる森の環境
窓から享受できる森の環境

 (株)コプラスは21日、コーポラティブハウス「羽根木の森レジデンス」(東京都世田谷区、総戸数17戸)を竣工、報道陣に公開した。

 「羽根木の森レジデンス」は、京王井の頭線「新代田」駅徒歩6分、「東松原」駅徒歩4分の第一種低層住居専用地域に位置。敷地面積998.82平方メートル、延床面積1,826.76平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。専有面積は75.93~89.95平方メートル。

 同計画地を含む一帯は、樹齢100年を超える樹木が数多く存在しているエリア。地主の意向により、樹木を残して住環境に取り入れるという企画を立案、建物部分に植栽されていた14本の木を外構に移植するなど、樹木の保存・再生をコンセプトとした。

 住戸は、通常コーポラティブハウスで採用される自由設計に加え、ベースとなる標準プランに部分的なアレンジを加えられるセレクトプランを用意。コーポラティブの良さを享受しつつも価格が抑えられ、住まい手のニーズに合わせたきめ細かい対応を可能とした。ちなみに、17世帯中8世帯が完全自由設計、9世帯がカスタマイズコースを選択。

 同社コーポラティブ事業部ゼネラルマネージャーの大澤愼一氏は、「2011年10月に組合が結成され、竣工までに7回ほど総会を実施した。組合員同士、すでに顔見知りとなっており、コミュニケーションが醸成されつつある。特に単身者からは、『知っている人の中で住んでいるという安心感があり、いざという時にも頼りになる』と好評だった」などと話した。

 価格は、4,940万~7,530万円。引き渡しは26日の予定。

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