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2014/4/21

首都圏中古マンション価格、8ヵ月ぶりの下落/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは21日、2014年3月の三大都市圏・主要都市別「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録されたファミリータイプの中古マンションの売り希望価格を、行政区単位に集計・算出して70平方メートル当たりに換算したもの。

 首都圏の中古マンション価格は、2,861万円(前月比1.2%減)と8ヵ月ぶりに下落した。都県別では、東京都は3,773万円(同0.4%減)と小幅な下落に留まったものの、神奈川県が2,458万円(同2.0%減)、埼玉県が1,855万円(同1.8%減)と、平均築年数の進行などにより比較的大きく下落した。千葉県は1,861万円(同0.8%増)と唯一上昇、13年末以来1,800万円台半ばでの推移が続いている。

 主要都市では、東京23区が4,148万円(同0.1%増)と4ヵ月連増でプラスとなったが上昇率は縮小。横浜市は前月からの反動で2,585万円(同2.3%減)と4ヵ月ぶりに下落した。さいたま市は2,043万円(同3.0%減)、千葉市は1,713万円(同1.1%減)と、前月に続き平均築年数が進んだ影響でそれぞれ下落となった。

 近畿圏は1,819万円(同1.8%減)と3ヵ月ぶりに下落、1月の価格水準に戻した。大阪府1,853万円(同2.8%減)や兵庫県1,766万円(同2.7%減)もそれぞれ3%弱ダウンと圏域平均に比べて大きく下落した。

 中部圏は1,503万円(同3.3%減)と連続上昇が4ヵ月でストップ。愛知県も1,552万円(同2.9%減)と大幅に価格を下げた。

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