(株)タカラレーベンおよび日立造船(株)、ソーラーフロンティア(株)はこのほど、メガソーラー発電事業として、栃木県那須郡那珂川町のタカラレーベンが所有する旧ゴルフコースにおいて、大規模太陽光発電所(発電出力:15MW)に着工した。
影・高温に強いCIS 薄膜型太陽電池モジュールを最大限活用した集積配置を行ない、発電効率を高めるとともに、南北方向に土地勾配があっても安定した発電量が得られる設計とした。
また、効率的な配置等を考慮し、特別高圧規模のメガソーラーでは日本国内で初めて、小型分散型パワーコンディショナーを採用。初期投資およびランニングコストの低減を図るとともに、故障時の発電量喪失におけるリスク分散も行なう。
さらに、基本的に造成工事のない環境にやさしい設備設計で、特別高圧受変電設備を栃木県内で生産するなど、地域貢献にも配慮する。
敷地面積は約40万平方メートル。想定年間発電量は約2,100万kWh(一般家庭約3,700世帯分の年間消費量に相当)、想定年間CO2排出削減量は約1万1,000tとなる。