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2015/5/28

囲い込み問題解決へ、「ステータス管理」導入に全面協力/FRK、新理事長に住友不販社長・田中俊和氏

「囲い込み問題解決に向け、ステータス管理の導入に全面的に協力していく」と述べる田中新理事長
「囲い込み問題解決に向け、ステータス管理の導入に全面的に協力していく」と述べる田中新理事長

 (一社)不動産流通経営協会(FRK)は28日、ホテルオークラ(東京都港区)で第46回定時総会を開催。任期満了に伴う役員の選任、ならびに2014年度事業報告を行なった。

 新理事長には住友不動産販売(株)代表取締役社長の田中俊和氏が就任。元理事長の竹井英久氏(三井不動産リアルティ(株)代表取締役会長)、中島美博氏(東急リバブル(株)代表取締役会長)、外川隆康氏((株)久松商事代表取締役)、伊藤裕慶氏(三菱地所リアルエステートサービス(株)取締役社長)、森 聡彦氏(三菱UFJ信託銀行(株)常務取締役)が副理事長に選任された。15年3月現在の会員数は286社。

 総会後の懇親会で就任の挨拶に立った田中氏は「2020年までに中古住宅流通市場規模の倍増へ向け、着実に市場は拡大しているが、『ITを活用した重要事項説明の社会実験』『20年程で価値がゼロになる価格査定マニュアル』といった課題も多数ある。特に喫緊の課題は囲い込み問題解決のための『レインズシステムへのステータス管理機能の導入』。先日、ステータス管理の検討会がスタートしたが、実務的な課題を早急に進め、実現に向けて積極的に努めていく方針だ。当会としてもステータス管理の導入に全面的に協力していく」と抱負を述べた。

 なお、15年度事業計画では、不動産流通市場に関する政策の具現化に向け、市場の実情を踏まえた意見具申を行なっていくとともに、良質な中古住宅の増加や少子・高齢化による消費者ニーズの変化に対応した税制・金融等の要望活動を推進する。また、売買契約書等の共通化や買い主に提供するマンション管理情報の拡充等について、他団体・関連団体と協働して推進するとともに、IT化の進展への対応、従業者の教育研修、消費者への啓発活動等について会員の意見集約に努め、計画的に実施していくとした。

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