不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/7/11

首都圏の新築小規模戸建ての平均価格、反転上昇/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは7日、2016年6月の主要都市圏・主要都市別の新築小規模一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積50平方メートル以上100平方メートル未満、最寄り駅から徒歩30分以内かバス20分以内。木造で、土地・建物ともに所有権の物件。

 首都圏の新築小規模一戸建ての平均価格は、4,050万円(前月比0.3%上昇)となった。
 都県別では、東京都の平均価格が4,923万円(同1.5%下落)と5ヵ月ぶりの下落に。神奈川県は3,855万円(同0.1%上昇)、千葉県は3,308万円(同1.1%上昇)と、反転上昇した。埼玉県は3,236万円(同1.3%下落)。首都圏の平均価格は安定傾向にある。

 近畿圏の平均価格は2,983万円(同1.4%下落)と続落。大阪府は2,928万円(同1.8%下落)と4ヵ月ぶりの下落に転じた。京都府は3,143万円(同4.8%上昇)で反転上昇。近畿圏主要府県では、京都府のみが上昇、大阪府と兵庫県が下落した影響で、圏域全体でも下落した。

 中部圏の平均価格は3,279万円(同1.6%下落)と4ヵ月ぶりの下落。愛知県も3,287万円(同6.2%下落)と、3ヵ月ぶりの下落に転じた。

 主要都市別では、東京23区が5,612万円(同0.6%下落)と続落。都下は3,946万円(同1.4%下落)と反転下落した。横浜市は3,908万円(同1.1%下落)と連続下落、川崎市は4,509万円(同変化なし)と横ばい。相模原市は3,613万円(同3.3%上昇)と反転上昇。千葉市では3,062万円(同7.1%下落)と2ヵ月連続で大きく下落したが、さいたま市は3,727万円(同1.7%上昇)と再び上昇した。

 大阪市は3,410万円(同3.0%下落)と、4ヵ月ぶりの下落に。堺市は2,606万円(同2.6%上昇)と反転上昇。神戸市は3,122万円(同7.5%下落)と、3ヵ月連続で下落した。京都市は3,344万円(同5.9%上昇)と反転上昇。名古屋市は3,432万円(同8.3%下落)と、大きく下落した。

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