不動産ニュース / 開発・分譲

2016/9/28

日本橋再開発エリアの一画に交流拠点「福徳の森」オープン/三井不動産

「福徳の森」全体写真。左にあるのが「福徳神社」、右にあるのが左から「薬祖神社」「芽吹茶屋」
「福徳の森」全体写真。左にあるのが「福徳神社」、右にあるのが左から「薬祖神社」「芽吹茶屋」
左から菰田正信社長、蒼井 優さん、岩沙弘道会長
左から菰田正信社長、蒼井 優さん、岩沙弘道会長

 三井不動産(株)は28日、日本橋の再開発エリアに憩いの広場「福徳の森」をオープンした。

 「(仮称)日本橋本町二丁目特定街区開発計画」に一区画で、2014年10月に再興した「福徳神社」や同社開発の商業施設「コレド室町」などに隣接する立地。敷地面積は1,234.54平方メートル。四季感じる植栽演出を施したほか、「芽吹茶屋」を新設。古くから日本橋にあり、1929年11月以降は事務所ビルの屋上にあった「薬祖神社」も敷地内に移転した。
 まちに開かれた憩いスペースとして開放するほか、イベントスペースとしても貸し出していく。

 同社は、日本橋エリアで、行政や地域住民等と協力しながら「日本橋再生計画」を推進。日本橋固有の歴史や文化、水辺空間、コミュニティなどのアイデンティティを生かしながら、さまざまな機能が複合したまちづくりを行なっている。同日開催した式典において同社代表取締役社長の菰田正信氏は「まちづくりにおいて、ハードだけでなくその地の伝統や歴史を生かしたソフトの付加価値づくりが重要。1000年以上の歴史がある『福徳神社』に隣接した『福徳の森』開設は、こういった考えを具現化したものであり、『日本橋再生計画』の大きな節目となる。さまざまな人が集い、交流が図られることで、新たな地域コミュニティ創出や情報発信の拠点になることを目指す」と、同地における今後の展望を語った。

 また、同社イメージキャラクターである女優の蒼井 優さんも式典に駆け付け、「江戸の文化と思いが絶えることなく引き継がれてきたまちに新たな憩いの場が生まれたことが嬉しい」と、『福徳の森』開設の感想を述べた。

 来年度以降も、日本橋エリアの2ヵ所において地域コミュニティ醸成に寄与する広場空間を順次オープンしていく予定。

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