現存する国内最大級の弥生時代の巨大な祭殿を含めた環壕集落跡地として知られる吉野ケ里遺跡(佐賀県神埼郡)の保存・活用を図るため、国土交通省と佐賀県により整備されてきた国営吉野ケ里歴史公園の第I期工事が完了。「弥生のクニ」を現代に甦らせた。
同公園の全体面積は約117ヘクタール。今回オープンするのはそのうち約47ヘクタールにあたり、「クニ」の首長らの宮殿で往時、さまざまな祭祀儀礼がなされていたと考えられる北内郭、身分の高い人々の居住区とされる南内郭、総合案内の歴史公園センターなどが整備された。
当日は開園式典後、午後1時から一般公開を行なう。
また開園初日から5/6までの16日間にわたり開園記念事業として火おこしや勾玉づくりほか、多彩なイベントを開催。さらに新規開園の一環として4/21、22、28、29および5/5は無料開園(5日は子供のみ)する。

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