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野村不動産、オーダーメイドマンションの供給数が34棟860戸に

 野村不動産(株)は6日、オーダーメイドマンションの供給が34棟、860戸に達したとともに、顧客のニーズを反映したマンションづくりをめざす会員組織「オーダーメイドクラブ」の会員数が2万名を突破したと発表した。

 「オーダーメイドクラブ」とは、住みたい場所や広さ、価格などの顧客から寄せられた要望をもとに、マンション事業用地の取得計画や、物件情報の早期伝達、計画初期段階での設計打ち合わせなどを実現すべく、同社が顧客とのコミュニケーションづくりを目的に組織したもの。同社では、1999年の発足時2,500名だった会員数が、この度2万名を超えたことから、これを自由設計マンションへのさらなるニーズの高まりととらえているという。
 これまで同社では、「対話しながらマンションづくり」をキャッチフレーズに、顧客が自由に設計できるオーダーメイドマンションを積極的に供給。自由設計でありながら、資産性の高い100年住宅「SI(スケルトン・インフィル)住宅を積極的に事業化してきており、特に階下住戸の居室上にキッチンや浴室を配置するなど、他では例を見ない水回り設備位置の自由な設定を含めた間取りの自由設計を、新築時・将来ともに可能としている。
 現在では、専有部分だけにとどまらず、建物外観や共有部分においても消費者の意見を取り入れたマンションづくりめざし、建築家による「建築計画の提案と会員との意見交換会(クリエイトフォーラム)」をすでに4物件で実施しているほか、同フォーラム開催により決定した3プロジェクトの用地取得を計画しているという。


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