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森ビル、連担建築物設計制度適用のプロジェクト決定

 森ビル(株)は15日、東京都水道局との共同事業によるオフィス・住宅の複合用途ビル「(仮称)虎ノ門5丁目計画」(東京都港区)の推進を決定した。

 同プロジェクトでは、1998年の建築基準法改正により制度化された「連担建築物設計制度」を適用する。同制度は、連担する土地に容積率の移転を認めるなど容積率の規制を大幅に緩和したもので、同事業においては隣接する東京都水道局芝給水所の未利用容積を活用し、基準容積率1.5倍(約870%)の建物建築が可能となった。
 建物は、地上20階建て、延べ床面積約29.500平方メートルのオフィスと住宅からなる複合用途ビルを計画しており、2002年春に着工、2004年夏の竣工を予定している。
 なお、同社では同プロジェクトを既存公共施設の未利用容積の有効活用および地方公共団体財政にも寄与するモデルケースとなるプロジェクトと位置づけ、土地の高度・有効利用を図る開発手法として今度も活用していく方針。


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