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第3回「大地に還る住宅」提案競技、選定結果を発表

 (財)住宅産業研修財団、(財)住宅保証機構、(財)省エネルギーセンターの3団体は22日、第3回「大地に還る住宅」(サスティナブル・ハウジング)の提案競技を実施、その選定結果を発表した。

 同競技会は、「将来の循環型社会」「持続可能な社会にふさわしい住宅」「地域に根ざした住まいづくり」への関心を、広く一般にも高めてもらうことを目的に開催されるもので、第3回目となる今回の提案競技には、2001年7月から12月3日までの募集期間中に237件の応募作品が寄せられ、最優秀賞6作品、優秀賞12作品、合計18作品が受賞となった。
 国土交通大臣賞を受賞したのは、石田正年氏の『住み継ぐ家』。同作品は、蒲原の旧街道筋の民家を再生するというもので、80年を経た住宅に潜む「良さ」を再発見し、旧来の手法や素材を生かしつつ現在の知識・技術・材料を取り入れている。また、従前の設計等をより生かすため、細部に工夫を凝らしたデザインを行なった点や、住み方の文化をも想像させる点などが、高く評価されたことによる。
 なお、受賞作品の表彰式は、2002年2月22日(金)15:30より、住宅金融公庫「すまい・るホール」において行なわれる予定。


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