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東京都、1月期の「新設住宅着工統計」発表

 東京都住宅局は6日、平成14年1月期の「新設住宅着工統計」を発表した。

 それによると、1月の東京都内における新設住宅の着工戸数は、持家が依然減少しているもののマンションが大幅に増え、対前年同月比42.1%増の13,222戸で、2ヵ月ぶりの増加となった。
 利用関係別では、「持家」は1,416戸(対前年同月比▲15.4%)で12ヵ月連続の減少。このうち公的資金分は106戸(同▲76.0%)で、平成12年3月以来の連続減少となっている。民間資金分は1,228戸(同▲4.1%)で3ヵ月連続の減少。
 「貸家」は3,903戸(同14.4%)で、このうち公的資金分は406戸(▲64.8%)で2ヵ月連続の減少、民間資金分は3,365戸(53.0%増)で3ヵ月連続の増加となった。
 「分譲住宅」は大きく増加し、7,850戸(同86.4%増)と5ヵ月ぶりに増加に転じた。このうち公的資金分は1,136戸(同52.1%増)で2ヵ月ぶりに増加、民間資金分は大幅増加で6,665戸(同96.8%増)となり、4ヵ月ぶりに増加に転じている。なお、マンションは100戸以上の大規模物件が前年同月の2倍以上増加し、6,592戸(同125.4%増)で5ヵ月ぶりに増加となった。一方、一戸建住宅は1,252戸(同▲0.9%)で、2ヵ月連続の減少となった。
 また、地域別では都心3区(中央区、千代田区・港区)で944戸(97.1%増)、区部で9,646戸(58.2%増)、市部で3,531戸(同11.0%増)となった。


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