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【編集部取材】NBF、2001年12月期決算を発表

 日本ビルファンド投資法人(NBF)は7日、同社初となる決算「2001年12月31日期 決算短信」を発表した。

 当期(2001年3月16日~12月31日)の運用状況は、営業収益は125億6,100万円、営業利益は61億6,600万円、経常利益は53億4,200万円、当期利益は53億4,000万円であった。投資実績は、東京都心部を中心に地域的な分散投資を考慮し、24物件(売買価格ベースで約2,265億円)への投資を実施し、総賃貸可能面積約27.7万平方メートル(約8.3万坪)の投資不動産ポートフォリオを構築した。
 分配金については、1口当たり19,026円と発表。今期の実質的な資産運用期間223日間を年換算に調整しての分配金利回りは6.07%の高配当となった。
 これに関し、西山社長は「2003年には空室率上昇、賃料下落の影響は少なからずあると見ている。その対応は2002年内にとる必要がある。稼働率維持のために良好な管理・テナントとの関係の維持と併せてコスト削減策をとり、2003年問題の影響を最低限に抑えていく」と述べた。
 第2期(2002年6月期、1月~6月の6ヵ月)の業績予想については、営業収益111億3,600万円、営業利益49億4,700万円、当期利益43億9,600万円、一口当たり分配金は1万5,660円の見通しとしている。


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