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大京、第2次経営計画策定と2002年3月期業績予想下方修正を発表

 (株)大京は15日、取締役会にて事業採算性の低い固定資産等の整理、関係会社の整備等の決議を行ない、第2次経営計画(5ヵ年)策定を明らかにした。

 同経営計画では、特別損失の計上にともない、UFJ銀行、みずほコーポレート銀行、あさひ銀行、UFJ信託銀行の主要4行に総額4,100億円の債務免除と、総額600億円の借入金を同社発行の優先株式にすることを要請した。今回の金融支援について4行は、「前向きに検討している」と回答している。同社は、エステート事業部門の資産・負債を大幅に削減し、経営資源をマンション事業部門に集中させていく方針。

 また同日、2002年3月期業績予想を修正した。

 今回発表した3月期単体業績予想数値は、売上高3,196億円(前回発表予想3,500億円)、経常利益74億円(同102億円)、当期純利益▲4,784億円(同20億円)に修正された。
 3月期連結予想数値は、売上高3,423億円(前回発表予想3,790億円)、経常利益87億円(同110億円)、当期純利益▲3,850億円(同28億円)に修正された。
 修正の要因として同社は、「第2次経営計画」における抜本的な対策を実施するにあたり、固定資産等の評価損の計上、債権等の引当金繰入等による4,738億円の特別損失を計上したためとしている。


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