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「マンションリフォーム市場将来需要推計結果」発表

 マンションリフォーム推進協議会は14日、「マンションリフォーム市場将来需要推計結果」を発表した。

 同調査は、文献調査に基づきマンションストックの実態およびリフォーム内容の変化を明らかにするとともに、マンションリフォーム業務に資する情報を収集・整理することを目的に行なわれたもの。「専有部分」と「共用部分」のリフォーム件数および金額を推計対象とし、それぞれ所有関係別の住戸数をベースに推計を行なった。需要推計の目標年次は2005年と2010年。
 これによると、専有部分と共用部分を合わせた2000年のマンションリフォーム市場は約7,697億円だが、今後築後年数の経過したマンションストックが増加していくことから、2005年で約9,888億円、2010年で約1兆1,400億円へと増加すると推計される。専有部分・共用部分別で見ると、2000年では専有部分が2,253億円、共用部分が5,444億円であったが、2005年では専用部分が2,845億円、共用部分が7,044億円、2010年では専用部分が3,392億円、共用部分が8,008億円となる。
 また、所有形態別では、居住ベースでの「自住マンション」の市場規模は、2000年の3,197億円に対し、2010年で4,953億円に増加するとの推計。供給ベースでは、「分譲マンション」でのリフォーム市場規模が、2000年の3,641億円に対して、2010年で6,119億円に増加すると推計される。


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