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国土交通省、「建設労働需給調査結果(4月調査)」を発表

 国土交通省は31日、平成14年4月分の「建設労働需給調査結果」を発表した。

 これによると、全国の調査対象6職種計の不足率は▲1.3%で前年同月(▲0.6%)より0.7ポイント低下し、4ヵ月連続の過剰となった。また8職種計の不足率は▲1.0%で、前年同月(▲0.7%)より0.3ポイント低下し、こちらも4ヵ月連続の過剰となった。
 職種別の状況は、8職種のうちすべての職種で不足率がマイナスとなった。また、前年同月と比較すると、型わく工(土木)、左官、鉄筋工(土木)、鉄筋工(建築)の4職種で前年同月の水準を下回る結果となった。
 また、地域別(10地域)の状況は、8職種計の不足率は沖縄以外の9地域で不足率がマイナス(技術労働者が過剰)をみせ、前年同月との比較では東北、北陸、九州、沖縄以外の6地域で前年同月の水準を下回った。
 8職種における今後の労働者の確保に関する見通しでは、翌々月(6月)は「困難」と「やや困難」の合計が3.2%で前年同月比0.4ポイント低下、「やや容易」と「容易」の合計は39.0%で同2.1ポイント上昇した。
 翌々々月(7月)の見通しは、「困難」が1.8%で前年同月比0.9ポイント低下した。「容易」は36.0%で同3.2ポイントの上昇となった。
 手持現場数の状況は、残業・休日作業をしている現場数は8職種計で手持ち現場数の1.4%で、前年同月の1.8%よりも0.4ポイント低下となった。 


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