不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

森ビル、アークヒルズが第22回緑の都市賞「国土交通大臣賞」受賞

 森ビル(株)は25日、同社が緑化をてがける「アークヒルズ」(東京都港区)が、第22回緑の都市賞において「国土交通大臣賞」を受賞したと発表。

 (財)都市緑化基金および読売新聞社が主催する「緑の都市賞」は、樹木や花などの「みどり」を用いた都市の環境改善や景観の向上等に取りくみ、緑あふれる施設づくり・まち並みづくりに成果を上げている団体・企業等を表彰するもの。今回は全国53点の応募が寄せられた。
 1986年竣工のアークヒルズは、オフィス・住宅・テレビ局・コンサートホール・ホテル等からなる大規模複合再開発施設。同プロジェクトでは、都市における人と自然の共生をめざし、竣工当初に植えた150本の桜並木や、四季の草花が楽しめる6つの屋上庭園「アークガーデン」、六本木通り沿いの歩道に東京都と共同で設置した「パレットガーデン(花壇)」に加え、建物屋上や壁面についても、それぞれの環境にあわせた植物を選定、緑化を実施。新しい緑化技術の開発等にも積極的に取り組むとともに、地域住民らと庭づくり(運営・管理)を行なう「アークガーデニングクラブ」の組成など、アークヒルズを通じて地域コミュニティづくりにも貢献してきている。
 同社では、今回の受賞はこれらの取り組みが評価されたものとしており、今後も地球環境、都市景観に配慮した、緑豊かな都市空間の創造をめざすとしている。


最新刊のお知らせ

2024年5月号

住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには? ご購読はこちら