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東京カンテイ、12月の中古マンション価格推移を発表

 (株)東京カンテイは20日、2002年12月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格推移」を発表した。

 同調査は、同社に登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位ごとに算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプの価格に即するよう70平方メートル換算したもの。
 これによると、首都圏12月の中古マンション価格は2,459万円、前年同月比3.1%の上昇、前月比では▲1.4%となった。なお、前年同月比については5ヵ月連続での上昇を示した。
 主要都市別にみると、東京23区が前年同月比4.7%上昇と大幅な上昇を見せ、千葉市およびさいたま市でも、前年同月比が上昇に転じた。さいたま市では、2002年3月以来の2,000万円台を回復するなど、同社では今後の動向を見極める必要があるとしながらも、首都圏主要都市の中古価格に落ち着きが出てきたものと見ている。
 近畿圏12月の中古マンション価格は1,689万円で、前年同月比▲4.4%、前月比0.1%上昇となった。依然として弱含み傾向が続いているものの、神戸市では、前年同月比▲0.8%ながら、前月比は7.2%上昇と大幅に価格を戻しており、2002年6月以来の1,700万円台に回復した。
 中部圏12月の中古マンション価格は1,438万円、前月よりも3.9%上昇、前年同月比では1.0%上昇となった。名古屋市でも、前年同月比で3.7%、前月比では2.5%上昇し、2002年10月からの2ヵ月間に100万円ほど価格を戻している。


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