（株）東急コミュニティーは17日、建物清掃業務の質的向上と標準化の徹底を図るため、研修用DVDソフトを作成したと発表した。
同社では、管理業務における他社との差別化および業務品質基準による外注先品質管理の維持をめざし、従来の業務基準をさらに体系化した「東急コミュニティー（TC）スタンダード」を策定。その中で、清掃業務・保守点検業務については「業務標準仕様書」を、業務実施にあたってはマナー等を規定した「行動基準」を作成し、現場作業員の教育・研修に活用している。
今回作成されたDVDソフトは、「TCスタンダード」のうち清掃業務の「標準仕様」「行動基準」の周知徹底を図るべく、同社と協力関係にある「整美業協進会」の協力を得て作成したもの。内容は作業手順だけにとどまらず、作業上の安全面、技術面、マナー面も網羅。1月末より各支店、関連会社、「整美業協進会」会員に配布し、同社管理物件の清掃作業員「クリーンクルー」や同社管理物件の管理員「アメニティーメイト」の清掃業教育ツールとして活用していく。
同社では、日常清掃業務の教育研修ソフト作成は業界でも新しい試みとしており、今後も清掃品質の向上と管理業務における信頼性の確保に努めていく考え。