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パナホーム、グループホーム「パナホームグランマ」新発売

「パナホームグランマ」外観。(上から)「ヨーロピアンスタイル」、「ジャパネスクスタイル」、「クラシックスタイル」

 パナホーム(株)は13日、グループホーム(痴呆対応型共同生活用住宅)「パナホームグランマ」を14日より発売開始すると発表した。

 同商品は、痴呆性高齢者にとって健康で快適な居住環境を提供するとともに、介護スタッフにとっても作業のしやすいケア環境をめざしたもの。
 同社がグループホーム事業で培った豊富なノウハウを結集し、ゾーニングは入居者の居室である「パーソナルスペース」と共用のLDKである「パブリックスペース」を直結させず、一般の戸建て住宅のように廊下などの「セミパブリックスペース」を重視した動線計画を提案。入居者が心理的に「パブリックスペース」へ集まりやすくなる設計とすると同時に、廊下を単なる移動空間ではなく「路地」と捉え、廊下ベンチの設置などによるコミュニティづくりにも配慮した。
 外観は、「ヨーロピアンスタイル」、「ジャパネスクスタイル」、「クラシックスタイル」の3タイプを用意。またインテリアカラーには、ナチュラルであたたかな色調を採用し、空間を広く明るく演出することで、癒しの雰囲気を演出する。
 プランは、介護スタッフルームから、居室やLDK、廊下などが見渡せるように配慮。また、3方向の避難経路を確保し、入居者の安全確保および介護サービスの質向上に工夫を施した。基本プランとして1フロアあたり1ユニット(9名)と2ユニット(18名)に2階建てと平屋のシルエットを用意。全16プランのバリエーションをパッケージプランとして提案する。
 販売価格は3.3平方メートルあたり42万円から(標準本体価格、延べ床面積481平方メートル、エレベーター付2階建て、2ユニットプラン)。北海道、沖縄、一部寒冷地域を除く全国で販売し、初年度100棟の販売をめざす。なお同社では、グループホーム経営を新しい土地資産活用法として、土地所有者・事業経営者等へ提案していくとしており、今後も企画・建設から運営にいたるまでのトータル経営をバックアップしていく方針。


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