（株）長谷工コーポレーションは20日、サービス関連事業の再編し、4月1日付けでそれらを統括する新会社を設立することを決定したと発表。
長谷工グループ内のサービス関連事業全般の推進母体としての役割を担う新会社の名称は、「（株）長谷工アネシス」。これに伴い、長谷工コミュニティ、長谷工ライブネット、センチュリーライフの3社は、株式移転し同社の完全子会社となる。
長谷工グループでは、グループ全体の経常利益に占めるサービス関連事業の割合を現在の20％から、徐々に増加させ10年後には40％程度まで高めて行く考え。2005年3月期には、サービス関連事業全体として、経常利益50億円程度をめざす。そのため、マンション管理戸数の飛躍的拡大を目標に、早期に営業力の強化を図るほか、管理マンションの生活者支援サービス事業の確立に向け、経営資源を投入していく。また、公的賃貸住宅の管理、プロパティマネジメント、企業の福利厚生アウトソ－シングなどへも、今後積極的に取り組んでいく方針。
新会社の代表取締役には、長谷工コーポレーション代表取締役副社長の岩尾崇氏が就任。現職と兼務する形で陣頭指揮をとる。東京都港区内に本店を置く予定で、資本金は20億円、従業員数は4月時点で60名を予定している。