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東京カンテイ、1月の中古マンション価格推移を発表

 (株)東京カンテイは20日、2003年1月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格推移」を発表した。

 同調査は、同社に登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位ごとに算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプの価格に即するよう70平方メートル換算したもの。
 これによると、首都圏1月の中古マンション価格は2,391万円、前年同月比▲0.1%、前月比では▲2.8%となった。なお、前年同月比については2001年10月以降15ヵ月ぶりの減少であったが、下げ幅が小幅なうえ、東京都は同1.5%上昇と堅調に推移していることから首都圏全体の安定基調に変化はないとしている。
 主要都市別にみると、東京23区は前年同月比3.7%上昇と依然上昇傾向が続いており、千葉市はおおむね横ばいで推移(同0.3%上昇)しているが、さいたま市は同▲4.3%と減少に転じた。
 近畿圏1月の中古マンション価格は1,671万円で、前年同月比▲5.0%、前月比▲1.1%となった。依然として弱含み傾向が続いているものの、大阪市では、前年同月比▲0.2%と、小幅な下落にとどまっている上、前月比は1.1%上昇しており、安定化の傾向がうかがえる結果となった。
 中部圏1月の中古マンション価格は1,394万円、前年同月比▲1.7%、前月比▲3.1%となった。名古屋市では、前年同月比2.4%上昇、前月比▲1.0%で、前年同月比では前月に引き続き上昇しており、価格は安定しつつあるとみている。


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