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積水化学工業、光熱費ゼロ住宅「ツーユーLe」を発売

「ツーユーLe」外観。段違いの切妻屋根が特徴

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは8日、「光熱費ゼロ仕様」を標準装備した第1号商品「ツーユーLe」を4月26日より全国発売すると発表した。

 「ツーユーLe」のLは「ライフ」、eは「エコノミー、エコロジー、エンジョイ」の意味。光熱費をゼロにすることは経済性だけでなく地球環境への貢献や生活の快適性向上にもつながるというところから名付けられた。
 消費者ニーズの高い高気密・高断熱躯体に、環境配慮の整った光熱費ゼロ仕様を標準装備することにより、高気密・高断熱+太陽光発電システム+エコキュート+深夜電力利用のオール電化基本仕様が実現される。 
 設計面での大きな特徴は、新開発された段違いの「切妻屋根」。この独特な設計により、太陽光システムの大型化と屋根勾配設定の自由化が可能となり、より多くの太陽光エネルギーを確保することができるようになった。また、この段違いによって生まれた「ハイサイドウインドウ」が通常の窓開放時の2倍にあたる高い換気性能をもたらし、夏の日中の室内温度を最大5度まで下げることができるという。
 同商品の開発背景として同社では、今年1月から販売していた「光熱費ゼロ住宅」が好調であることに加え、勾配屋根向けの太陽光発電システムの低価格化の実現、4月1日に施行されたRPS法(電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法)による自然エネルギー利用の促進などを理由にあげている。
 同社では、今が絶好の機会ととらえ、同商品を『光熱費ゼロ住宅』普及の決め手として今後も注力していく方針で、初年度の販売計画は500棟、光熱費ゼロ住宅全体では2,000棟の売上をめざすとしている。


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