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都市開発協会、7月30日解散が決定

 (社)都市開発協会(理事長:清水仁東京急行電鉄(株)取締役会長)は、30日に開催した定時総会で、2003年7月30日をもって同協会を解散することを決定した。

 郊外での計画開発、一戸建て住宅・宅地の分譲事業から撤退あるいは縮小をする会員会社が増加したこと、現在の会費水準の維持を正会員各社に要請する事が難しくなったこと、さらに正会員が平成3年の30社をピークに減少、14年末には22社にまで落ち込み、なお減少が予測されることから、財政的にも協会運営が厳しくなり解散決定にいたったという。
 今後の予定としては平成15年7月30日に臨時総会を開催し解散決議を実施、7月31日清算法人に移行、11月上旬に清算決了予定、となっている。
 また、同協会が所有する「都市問題図書館」は、国土交通大学校(東京都小平市喜平町2-2-1)に委譲し、同大学校「図書室」として再生されることも明らかになった。8月頃のオープンが予定されている。
 「これまでの利用者から『継続して利用できるよう配慮を』との声が多く聞かれたので、国土交通大学校にもその旨強く申し入れをした」(花形道彦都市開発協会専務理事)とのことで、国土交通大学校に委譲後も、毎週火曜日・木曜日の13時半~16時半まで、予約制により一般に公開される予定。


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