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JRE、投資物件に「日本ブランズウィックビル」を取得

 ジャパンリアルエステイト投資法人(JRE)は17日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として「日本ブランズウィックビル」(東京都渋谷区)の土地および建物の所有権を取得することを決定したと発表した。

 同物件が所在する新宿駅南口エリアは、大規模商業施設の出現によって注目され、今後の成長にも期待されるエリア。同物件は、JR「新宿」駅南口より約300メートル、徒歩4分の好立地であるとともに、複数の私鉄および地下鉄も徒歩圏という交通利便性を有している。

 同物件は、1974年3月竣工と、築後30年が経過しているものの、「建築物の耐震改修の促進に関する法律」による耐震診断を実施し、所要の耐震性を確保していると確認されていることや、電機・空調などの各種設備面においても広範囲にわたる改修工事が済んでいること、基準1フロア約860平方メートルの整形・無柱スペースを確保できるなど、オフィスビルとして、バランスのよいスペックを保持している。

 地下2階地上9階建て。土地面積は1,497.52平方メートル、建物部分は延床面積1万1,957.38平方メートルで、取得価格は66億7,000万円。売り主である住友信託銀行(株)と3月24日に不動産売買契約を締結し、物件引渡の予定となっている。

 総賃貸可能面積は7,347平方メートルで、テナント総数は16、取得予定日の稼働率は89.1%の見込み。また、同物件取得資金として、(株)中国銀行より20億円、(株)八十二銀行より20億円、(株)伊予銀行より20億円、合計で60億円の資金借入を行なう予定としている。


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