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三菱地所、三菱商事ビル・古河ビル・丸ノ内八重洲ビル建替計画発表

「三菱一号館」写真
建て替え計画について説明する高木社長

 三菱地所(株)は、三菱商事ビル・古河ビル・丸ノ内八重洲ビルの3棟を一挙に建て替え、大型街区として整備することを明らかにした。建て替え後は1984年に竣工した「三菱一号館」を馬場先通り・大名小路沿いに復元、他に店舗棟と事務所棟、さらにイベントに対応可能な広場中央に配置する予定。

 同社は1998年、丸の内再構築に取り組んでいくことを表明して以来、10年間を「第1ステージ」と位置付け、丸ビル、日本工業倶楽部会館・三菱信託銀行本店ビルなど全6棟の連続建替えプロジェクトを進めている。そのスピードを維持したまま2008年から始まる10年間を「第2ステージ」として、全7~8棟を建て替える予定としており、その最初の建替計画が今回のプロジェクトとなる。
 「第1ステージでは約5,000億円を投資し、6棟を建て替えるが、第2ステージでも約4,500億円を投資、7~8棟を建て替える」(同社代表取締役・高木茂氏)ことで、東京駅周辺の活気と賑わいを「大手町・丸ノ内・有楽町地区」全域に拡げ、さらに「文化」「居住」機能の整備にも着手するとしている。

 新ビルは敷地面積約1.2ha、延床面積約20ha、2006年に着工、竣工は2009年を予定している。


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