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三井不動産、「芝浦アイランドA1街区プロジェクト」起工式

 三井不動産(株)は1日、(株)ケン・コーポレーション、(株)新日鉄都市開発、オリックス・リアルエステート(株)と共同で取り組む大規模賃貸マンション「芝浦アイランドA1街区プロジェクト」(東京都港区芝浦)の起工式を行なった。

 同プロジェクトは、都市再生機構による民間供給支援型賃貸住宅制度を活用し、定期借地権による賃貸住宅事業を行なうもの。2003年11月に都市基盤整備公団が行なった入札において、共同事業者4社が落札し、その後「(有)芝浦アイランド・アパートメント」を設立、2004年3月に定期借地権設定契約を締結した。

 計画地は、「芝浦アイランド地区」と呼ばれる芝浦運河に囲まれた東京都交通局跡地で、JR山手線・京浜東北線「田町」駅から徒歩7分の湾岸エリアに位置する。

 敷地面積は約1万1,280平方メートル、延床面積は約8万9,680平方メートル。地上48階地下1階建て、高さ約170mの超高層棟(住宅)、共用施設のクラブハウス棟、生活利便施設(店舗)の3棟で構成される。超高層棟は総戸数880戸で、民間賃貸マンションでは最大規模。クラブハウス棟には、エントランス機能や居住者専用のフィットネスコーナー、カフェなどのサービス機能を備える予定。また店舗にはスーパーなどが入居する予定。

 住戸プランは、幅広い層に対応するため、スタジオタイプ~4LDK(専有面積37平方メートル~229平方メートル)を用意。竣工は2007年3月の予定。

 同社では、芝浦アイランド地区において、民間事業者5社と共同で、約2,000戸の分譲マンション計画も推進している。都市再生機構により今後事業者の選定が行なわれる予定のA3街区とともに、地区全体での街づくりを行なっていく。


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