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森ビルグループ、六本木ヒルズで大規模震災に備えた訓練を実施

 森ビルグループは1日、六本木ヒルズ(東京都港区)にて、大規模震災に備えた訓練を実施。被災時におけるテナントや入居者、周辺地域住民の安全確保、被災後のビル機能早期回復に重点をおき実施される。

 昨年に引き続いて実施される同訓練においては、災害時に「逃げ出すのではなく逃げ込める街」をめざしており、災害用井戸や非常用食料の備蓄などのハード面の対策に加え、定期的な非常時連絡訓練や、全社員の救命講習の受講(救命技能認定証の取得)など、震災支援体制をより迅速に確立するための人的体制も整備している。

 今回の訓練には9月1日の8:30~10:30に同社グループ社員約1,100人が参加。連絡・出社訓練では、社宅居住者約250名で組織された防災要員体制のテストとして、午前6:00に震災が発生したと想定、各社宅代表者から社内連絡網によって社宅居住社員がエリアごとに集合・出社。
 また、六本木ヒルズアリーナでは、井戸操作や救出訓練、煙体験などの体験訓練が行なわれたほか、通信確認訓練や、各ビルでの復旧活動訓練などが行なわれた。

 なお、今回の訓練に先立ち、全社員を対象とし、非常時順次連絡装置による社員への緊急連絡・応答訓練も8月28日、29日に実施された。


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