日本リテールファンド投資法人（JRF）は7日、不動産投資信託（REIT）のための不動産投資物件として「板橋サティ」（東京都板橋区）の信託受益権を取得すると発表した。
同物件は、2001年12月5日に竣工、鉄骨造陸屋根地上8階地下1階建ての店舗ビル。JRFが今回取得するのは、土地面積29,931.29平方メートルのうち15,458.09平方メートルの所有権と、建物延床面積63,616.77平方メートルのうち32,851.33平方メートルの区分所有権で、取得価額は124億円。取得先はコートランドストリート（有）（東京都渋谷区、代表者：江守昭氏）。総賃貸可能面積は72,253.88平方メートルで、テナント数は1、稼働率は100.0％。売買契約の締結および実行は、12月9日の予定となっている。
JRFは、同物件が東武東上線「練馬」駅前に位置し、交通至便。ターミナル駅である池袋まで約15分でアクセス、近隣のみならず、広域からの集客を見込むことができることから商圏として非常に大きなポテンシャルを有することなどから取得を決定したもの。
また、JRFは同日、同物件購入資金として、（株）東京三菱銀行、三菱信託銀行（株）ら6行より120億円を借入すると発表。借入実行日は12月9日、無担保・無保証、元本一括返済方式で最終返済日は、06年1月31日。