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「LAZONA(ラゾーナ)川崎」プロジェクト起工式開催

「LAZONA川崎」完成イメージ(上)とロゴマーク(下)

 (株)東芝、東芝不動産(株)、三井不動産(株)は2日、JR川崎駅前の東芝川崎事務所跡地で開発される、「LAZONA(ラゾーナ)川崎」プロジェクトの商業・住宅ゾーンの起工式を開催した。

 同プロジェクトは、商業・住宅・業務で構成される複合開発。敷地面積約110,000平方メートルの広大な土地を活用し、商業ゾーン(約72,000平方メートル)、住宅ゾーン(約17,000平方メートル)、業務ゾーン(約10,000平方メートル)の3つのエリアを有する。

 商業ゾーンは東芝が、東芝不動産、三井不動産の両社に定期借地(借地期間20年)にて土地を貸与し、両社が建物を建設して保有するとともに、商業施設の事業者として商業テナントへの貸与と施設の運営を行なう。
 住宅ゾーンは、東芝不動産と三井不動産が分譲住宅事業者として土地・建物を販売する予定。

 地上6階地下1階の商業ゾーンは、店舗数約300店。首都圏有数規模の約7,000平方メートルの食物販ゾーンを計画している。住宅ゾーンは、地上34階建ての超高層と14~16階建ての中層棟の組み合わせで、総戸数667戸。3LDKのファミリータイプを中心とした都市型住宅となる。

 街づくりのコンセプトは、人と人、人と自然の関係のあり方、自然な自分の3つの「再生」。記者会見で東芝・代表執行役社長の岡村正氏は、「川崎駅周辺の活性化や地域との共生を図っていく。年間来場者が2,000万人訪れる街になる」と話した。

 なお、竣工は、商業ゾーンが2006年秋、住宅ゾーンが2007年春の予定。2つの事業の総事業費は450億円。年間売上げ400~500億円をめざす。


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