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RIF、2004年下期「住宅マーケットインデックス」結果を発表

 不動産情報サービスのアットホーム(株)、(株)ケン・コーポレーション、(株)不動産経済研究所の3社が、(財)日本不動産研究所の協力を得て設置した「住宅インデックス・フォーラム」(略称:RIF)は24日、東京23区の新築・中古・賃貸各マンションを対象に、2004年下期(7~12月期)の売買価格・賃料・利回りを調査・集計した「住宅マーケットインデックス」をまとめ発表した。

 これによると、東京23区の1平方メートル当たりのマンション価格は、新築が68.2万円(前年同期比▲1.4%)、中古は52.5万円(同0.4%上昇)となった。1戸当たりの表面利回りについては、新築が6.2%(同0.2ポイント上昇)、中古が6.8%(同0.0ポイント)と6%台でほぼ横ばいの推移となっている。 
 また、都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の中古マンションは、大型(80平方メートル以上)・標準(40平方メートル以上80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)のすべてのタイプで価格が下落。特に大型タイプでは前年同期比▲12.3%の大幅な下落を見せているが、表面利回りは同0.7ポイント上昇であった。

 東京23区の1平方メートル当たりのマンション賃料については、大型タイプが新築4,540円(同▲0.3%)、中古3,994円(同▲1.2%)、標準タイプでは新築3,254円(同0.9%上昇)、中古2,965円(同0.7%上昇)、小型タイプでは新築4,540円(同▲1.0%)、中古3,534円(同▲0.9%)と標準タイプ以外では下落基調が見られた。
 都心5区の1平方メートル当たりのマンション賃料は、大型タイプが新築5,246円(同▲1.3%)、中古4,602円(同▲2.4%)、標準タイプが新築4,309円(同▲0.7%)、中古3,852円(同▲0.8%)、小型タイプの新築が4,325円(同▲1.0%)、中古では4,081円(同▲1.1%)とすべてのタイプにおいて下落している。

 なお、RIFでは、今回の調査結果を、各エリアにおけるタイプ別に詳細にまとめた冊子(A4判、約60ページ)を2,100円(税込み)で販売する。申込み・問合わせは、アットホーム社カスタマーセンター(tel 03-3730-6395)まで。


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