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JREITの日本ロジスティクスファンド投資法人、東証に上場

 日本ロジスティクスファンド投資法人(東京都千代田区、執行役員:山川 亮氏)は9日、17番目の不動産投資信託(JREIT)として、東京証券取引所の不動産投資信託市場に上場した。

 同投資法人は、三井物産(株)(51%)、三信リース(株)(24%)、ケネディクス(株)(20%)、中央三井信託銀行(株)(5%)の4社が出資する資産運用会社「三井物産ロジスティクス・パートナーズ(株)」(東京都千代田区、代表取締役:山川 亮氏)により2005年2月22日に設立された。

 発行投資口数は5万5,700口、公募価格は1口につき55万円。投資対象を物流施設に特化している点が特徴で、同日、「船橋物流センター」(千葉県船橋市、取得価格86億7,500万円)など6物件の不動産信託受益権を取得した。取得価格の総額は259億8,600万円。

 また同日公表された2006年1月期(第1期)および2006年7月期(第2期)の運用状況の予想によると、第1期営業収益は19億9,800万円、当期純利益は9億1,900万円、1口当たり分配金は1万5,453円。第2期営業収益は13億1,400万円、当期純利益は5億9,400万円、1口当たり分配金は9,984円を見込むとしている。

 上場初日の初値(始値)は公募価格を上回る65万円をつけ、その後67万8,000円の最高値を記録、終値は若干下げて67万4,000円となったが、公募価格を大きく上回る好調なスタートとなった。


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