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都市デザインシステムと東電、リノベーション会社「リビタ」設立

 (株)都市デザインシステムと東京電力(株)は13日、合弁会社「(株)リビタ」(東京都渋谷区)を設立した。

 リビタは、東京電力が51%、都市デザインシステムが49%出資したリノベーション事業を展開する新会社として、7月中旬より営業を開始する予定となっている。代表取締役には、都市デザインシステムの執行役員である内山博文氏が就任。
 これまでの都市デザインシステムでの住宅事業や不動産コンサルティングノウハウを生かし、中古物件の仕入れや再生、販売を行なっていく。
 また、物件探しから始める顧客へのニーズにも応え、設計・施工までを一貫してサポートするコーディネートサービスも行なっていく。

 都市デザインシステムのリノベーション実績は、老朽化したビジネスホテルを長期滞在型ホテルへと再生した「CLASKA(クラスカ)」や、古い社宅をオール電化賃貸住宅へと転用した「エストライフ左門町」(東京都新宿区左門町、総戸数16戸)など多数。
 「エストライフ左門町」は、東京電力としては初となるリノベーション賃貸マンションであり、賃貸住宅でありながら、借り主がコンセプトの異なる内装をセレクトできるという新しい演出も取り入れられた。

 リビタでは今後もこうしたストックを生かした事業を展開し、リノベーションナンバーワン企業をめざすとしている。内山氏によれば、「ローコストでも良いものを造り提供していく新しいマーケットを築いていきたい」と話した。
 なお、初年度売上高は30億をめざすとしている。


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