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日住協、「第5回優秀事業表彰」ポイントは住まい手の視点

最優秀事業賞:日本綜合地所(株)「レイディアントシティ横濱カルティエ」
発表会場では受賞各社の担当者による事業内容の説明が行なわれた

 (社)日本住宅建設産業協会は20日、良質な住宅供給および住環境整備の促進、住宅・不動産業の健全な発展と同協会および会員の資質の向上を目的に行なっている優秀事業表彰の第5回受賞作品を発表した。

 同賞は、同会会員が実施した事業等を対象とするもので、戸建分譲住宅、中高層分譲住宅、不動産関連事業、戸建注文住宅、企画・開発の5部門で構成される。第5回目となる今回は、会員各社より計24プロジェクトの応募があった。審査委員会では例年通り、書類選考および現地調査による選考を実施した。

 最優秀事業賞は日本綜合地所(株)の「レイディアントシティ横濱カルティエ」(中高層分譲住宅部門、横浜市金沢区、全11棟総戸数1805戸・内6棟および共用部分が今回の審査対象)。優秀事業賞・特別賞には(株)リブランの「エコヴィレッジ川越仲町」(中高層分譲住宅部門、埼玉県川越市、総戸数77戸)が、優秀事業賞には(株)SD建築企画研究所「コスモひばりが丘 ザ・ガーデンズフォート他 一戸建住宅・商業施設の一体開発事業分」(企画・開発部門、東京都西東京市、共同住宅560戸/一戸建住宅244区画/大型商業施設)など計10プロジェクトが選出された。

 各審査委員からは「全般的に見て、ハード面だけでなく、ソフト面での競争力が重視されている。住み手の視点をもった作品が特に高い評価を得ている。また、その物件のみならず周辺地域も含めて、街全体の資産価値の向上に貢献できるようなプロジェクトが目立った」といった講評がなされた。

 なお、受賞作品は、5月17日に開催される第17年度通常総会において表彰される予定。


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