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細田工務店、2004年度の「首都圏の戸建分譲団地供給動向」を発表

 細田工務店(株)は、2004年度(2004年4月~2005年3月)の「首都圏の戸建分譲団地供給動向」を発表した。

 これによると、2004年度に供給した物件数は607件、戸数は7,295戸となった。今期は従来の大型継続団地にやや動きが見られた点や、総区画50~200区画規模の物件が多く登場したことが特徴。
 中規模物件では、閉塞的な立地を逆手に取り環境・防犯に強い訴求力を発揮した西東京の物件など従来になかった企画商品が見られ、戸数・商品内容とも供給意欲がみられる年となった。
 県別の供給戸数は、東京都2,618戸、神奈川県1,258戸、埼玉県1,443戸、千葉県1,976戸となり、神奈川県では前年並みだったものの、東京都・埼玉県・千葉県では増加した。

 また、2004年度中に供給があった11エリアのうち、土地面積は4エリアで増加。面積帯では、30坪台前半が中心だが40坪台前半が最も伸びているという結果となった。
 建物面積は、増加が23区内と千葉県常磐の2エリアのみだが、いずれも1坪未満の小幅な増加にとどまった。
 供給価格については、首都圏平均価格が4,267万円。エリア別にみると、上昇したのは3エリアとなっている。

 なお、当期末在庫については、新規供給の増加と調整により、バブル崩壊期レベルの1,299戸(前年度965戸)となっている。


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