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住宅リフォーム市場、2010年までに約8兆円に拡大/野村総研予測

 (株)野村総合研究所は、2005年12月にインターネット上で実施した「住まいのリフォームに関するアンケート調査」を基に住宅リフォーム市場規模の見通しを推計。現状7兆円程度のリフォーム市場は、2010年までに8兆円程度にまで拡大するとの予測を発表した。

 住宅は築年数が25~35年になるとストックの中で実際に利用される割合が減少、50年を過ぎると約半数が建て直されるか空き家となり、残り半数は築25~35年にかけて大がかりなリフォームが行なわれると推定。
 今後2010年にかけて団塊世代が定年退職を迎え、高度成長時代に大量に建てられた住宅がリフォームの時期にさしかかること、この世代が退職金を得ることによりリフォームを実施すると予想されること、また国が住宅の耐震化を促進しており、改修補助や税優遇を行なっていることから新耐震基準以前の住宅において耐震リフォームが推進されると考えられること。こうした要因から考えると、あと5年で約1兆円近くの市場拡大が見込まれる、としている。


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