「三井リフォーム」の商標でリフォーム事業を展開している、三井ホームグループの三井ホームリモデリング（株）（東京都新宿区、社長：萩原誠氏）と三井ホーム（株）は12日、マンションの全面改装（スケルトンリフォーム）パッケージ型商品「M-STYLING」（エム スタイリング）を、2007年1月4日より一都三県で発売すると発表した。
「M-STYLING」は、間取り変更や内装工事に定価制を導入。基本工事費は、1平方メートル当たり6万3,000円（専有面積60平方メートル以上の場合）。キッチンや浴室などの設備機器や、床材、建具などの仕様が、設定されたバリエーションの中から、金額や好みに応じて選ぶことができる。
グレードは「スタンダード」「プレミアム」の2つから、インテリアタイプは3タイプ11種のカラーバリエーションから選ぶことが可能。食器洗い乾燥機や床暖房など豊富なオプションも用意されている。従来の全面改装工事に比べ、価格を平均で約20％低減となる。
12日に行なわれた説明会で、三井ホームリモデリング（株）萩原社長は「マンション市場は、新規・ストックともに拡大していき、顧客ニーズは細分化、マンションに求められる間取りは大きく変化していく。昨年度の受注金額は約170億円、うち一般顧客向けリフォーム事業は97億円。マンションの受注金額は、一般顧客向けのうち約21億円で、シェアは22％となっている。今後はマンションの受注金額シェアを伸ばしていきたい」などと述べた。
なお、「三井のリフォーム」は「M-STYLING」の投入と三井不動産グループ各社との連携強化により、2008年度のマンションリフォーム全体の売上高において、05年度実績の約2倍の40億円をめざすとしている。