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遊休地をオフグリッドグランピング施設に再生

「Miwatas NASU」外観

 プライム ライフ テクノロジーズ(株)とミサワホーム(株)は4日、オフグリッドグランピング宿泊施設「Miwatas NASU」(栃木県那須郡)のオープンを発表した。(株)LIFULL Financial、藤和那須リゾート(株)との共同事業。

 東北自動車道「那須」ICより約13km。藤和那須リゾートが所有する別荘地「那須ハイランド」の展望台に立地。建築要件の厳しさから活用が敬遠されてきた展望地だったが、オフグリッド設備があるトレーラーハウスを設置することで、グランピング宿泊施設に再生した。
 ウッドデッキには、プライベートサウナとジャグジー付き露天風呂を併設。周辺の森などを見渡せる眺望が特徴で、1日1組限定で宿泊体験を提供する。

 プライム ライフ テクノロジーズは太陽光発電システムや蓄電池、V2Hスタンドなどのオフグリッド設備を、ミサワホームはトレーラーハウス「MISAWA UNIT MOBILITY『MOVE CORE』(ミサワユニットモビリティ「ムーブコア」)」を提供する。

 プライム ライフ テクノロジーズは、同施設での季節ごとのエネルギーデータを計測することで、宿泊施設等のユニットモビリティの開発につなげる予定。ミサワホームは、モバイルオフグリットシステム(仮称)の確立に向けた実証実験を行ない、遊休地の新たな活用方法の実装や活用の選択肢の拡大を目指す。また、WOTA(株)と連携し、宿泊施設でも活用可能な水循環システムの実証実験についても検討を進める。

 藤和那須リゾートが宿泊施設運営を担い、LIFULL Financialが優先的に利用できる会員権・宿泊権の発行などの販売促進を行なう。


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