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経常6期連続の最高益更新/東急不07年3月期決算

 東急不動産(株)は11日、2007年3月期決算を発表した。

 当期(2006年4月1日~2007年3月31日)の連結売上高は5,735億4,900万円(前年同期比2.7%増)、営業利益659億4,400万円(同1.7%増)、経常利益604億2,400万円(同6.4%増)、当期純利益313億6,400万円(同209.2%増)。経常利益は6期連続で過去最高を更新。当期純利益も過去最高益となった。

 主力の分譲事業は、マンション3,248戸(同86戸増)、戸建て483戸(同▲88戸)などを計上したほか、投資家向けビルの売却益が出たことから売上高は1,531億円(同8.5%増)、営業利益190億円(同61.6%増)となった。
 賃貸事業は、前期がSPCを通じて売却した配当が計上されていたため売上高1,014億円(同▲3.7%)、営業利益357億円(同▲17.7%)となった。
 リゾート事業は、リゾートホテル、ゴルフ場の会員権販売が好調なこと、フィットネスクラブの新規店舗開設などが寄与し、売上高511億円(同12.6%増)、営業利益34億円(同32.7%増)。仲介その他で、売上高555億円(同12.6%増)、営業利益86億円(同30.6%増)を計上した。

 次期については、マンション売上高が前期を上回るものの、利益率の高い投資家向けビル売却が減少するため、連結売上高6,300億円、営業利益720億円、経常利益630億円、当期純利益300億円と増収減益を見込んでいる。


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