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初の4社JV「TOYOSU TOWER」発売/三井不レジ、野村不、地所、東建

「THE TOYOSU TOWER」完成予想図。建物足元は4つのガーデンを配する
専有面積92平方メートル、2LDKのモデルルームリビング。タワーマンション特有のダブルチューブ構造により、柱・梁のない大空間と、天井高2.65mの開放感がウリ

 三井不動産レジデンシャル(株)、野村不動産(株)、三菱地所(株)、東京建物(株)の4社JVで開発が進められているタワーマンション「THE TOYOSU TOWER」(東京都江東区)が、6月8日から販売される。販売開始を前に、30日、マンションパビリオンが報道陣に公開された。

 同物件は、4社でJVを組んだ初のマンションプロジェクトで、事業比率は三井不動産レジデンシャルと野村不動産が30%、三菱地所と東京建物が20%。建設地は、2003年UR都市機構のコンペにより取得したもの。総開発面積約60ヘクタールの豊洲再開発エリアの北東部、東京メトロ有楽町線「豊洲」駅から徒歩6分に位置する。豊洲運河に面し、広さは約1万6,300平方メートル。ここに、地上43階地下1階建て、高さ148m、総戸数825戸の免震タワーマンションを建設する。

 タワーマンションの足元を4つのガーデンで包み、緑被率40%超の緑溢れる空間を演出。共用部分監修を、世界のトップブランド店を手がける(株)ギャルド・ユウ・エス・ピイに依頼。スカイラウンジ、ゲストルーム、ライブラリー、ガーデンダイニングなど充実させた。

 住戸は、専有面積47平方メートル~142平方メートル。基準階高3.3m、LD天井高2.65mとゆとりをもたせたほか、間取り変更が容易なSI構造。オール電化、ICチップ内臓キーによる4重セキュリティーが導入されている。8m超のワイドスパンが中心。スタンダード仕様に加え、高さ2.4mの突き板ドア、ドア・収納扉のピアノ塗装、水周り床の天然石仕上げなどグレードを上げた「プレミアムフロア」が用意される。

 6月8日から販売される1期1次(会員優先)310戸は、販売価格3,600万円~2億7,000万円、最多価格帯6,000万円台、平均坪単価287万円。すでに、1万組超の問い合わせと、6,000組超の事前来場を得ており、反響の半数以上が30歳代。販売を担当する三井不動産レジデンシャルでは、07年度内の完売をめざすとしている。


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