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神奈川宅協が創立40周年記念式典

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500名あまりが参加した記念式典
「40周年を飛躍への好機と捉え、より一層公益性を高めた事業を展開していきたい」と語った杉浦会長

 (社)神奈川県宅地建物取引業協会(会長:杉浦武胤氏)創立40周年、(社)全国宅地建物取引業保証協会神奈川地方本部(同)創立35周年の記念式典・講演と祝賀会が10日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で行なわれた。

 式典は、松沢成文・神奈川県知事、阿部孝夫・川崎市長をはじめとした地元自治体関係者、(社)全国宅地建物取引業協会連合会・藤田和夫会長ほか宅建協会関係者、国会議員、関連団体などから1,500名もの参加者が集い、盛大に行なわれた。

 記念式典で挨拶した杉浦会長は「1,700名でスタートした当協会も、今では会員7,300名あまりを有するまでに発展した。この40周年を、新しい時代へのステップ、飛躍への好機と捉え、不動産取引を通じて地域・社会へ貢献していくという協会の社会的責務を今一度再確認し、よりいっそう公益性を高めた事業を展開していきたい」などと語り、協会本部ビルの屋上緑化や、記念植樹、団塊世代への不動産業就業支援などの記念事業を、順次展開していくことも発表した。

 また、来賓として挨拶した松沢神奈川県知事は「神奈川県の持つ魅力を引き出すには、官民の協働が重要。新しい時代のまちづくりには、地域の実情を熟知したみなさんの力が必要となり、よりいっそうの支援をお願いしたい」などと語った。

 式典に先立って行なわれた記念講演では、慶応義塾大学教授で小泉内閣時代に金融担当大臣などを歴任した竹中平蔵氏が講演。竹中氏は「日本の不動産価格は、世界的にみても非常に安い。これを正常に戻すには、思い切った改革がまだまだ必要。小泉内閣の改革により、GDP成長率は2%台にまで回復した。3%台まで引き上げるため、今こそ改革を推し進め、日本経済を筋肉質にしなければならない」など持論を展開した。


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