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品川区「(仮称)御殿山プロジェクト」概要を発表/積水ハウス

「(仮称)御殿山プロジェクト」イメージパース
「環境にやさしい、地に馴染むような建物にしたい」と意気込みを語る、同社代表取締役社長・和田 勇氏

 積水ハウス(株)は8日、「(仮称)御殿山プロジェクト」(品川区北品川)の開発コンセプト概要を発表した。

 同プロジェクトは、ソニー(株)旧本社跡地の再開発事業。約2万5,100平方メートルの敷地をA・B・Cの3ブロックに分割し、事務所・店舗、住宅、事務所をそれぞれ建設する。

 敷地面積約1万5,900平方メートルのAブロックには、地上9階地下1階建てのオフィス(店舗を含む)ビルを建設。
 基準階の床面積(約8,150平方メートル)は、テナント・オフィスビルとしては日本で最大級。建物は免震構造を採用し、一日の多くをオフィスで過ごす人に安全と安心を与えるものとする。また地上には、憩いの場となるグリーンガーデン、コリドールを、屋上にはグリーンテラスを設けることで、無機質になりがちなオフィス環境を、緑と賑わいあふれる癒しの空間で和ませる。
 Bブロック(敷地面積約3,100平方メートル)には、地上3階地下2階建ての住宅を建設。周辺環境に配慮した低層の建物とし、全面に緑あふれるバルコニーを設けた風格のあるファサードを予定している。
 Aブロックと隣接したCブロック(敷地面積約6,100平方メートル)には、地上11階建てのオフィスビルを建設。フロア貸し、一棟貸し等さまざまなニーズに対応できる多機能オフィスを計画している。また、地上にはコリードールを、屋上には庭園を設け、Aブロックと一体感のある緑豊かな落ち着いた空間をめざす。
 
 建設地は、JR「品川」「大崎」駅から徒歩圏内に位置。「品川」駅は新幹線の発着駅であり、羽田空港からのアクセスも良好なことから、国内のみならず海外に拠点を置く企業にとっては、恵まれた交通環境。
 また大崎エリアは、都心においては貴重な緑豊かなまち並みが多く残されており、高級住宅地ならではの落ち着いた雰囲気を持つ地域。都心にありながら、便利さと同時に癒しの住環境が実現する。

 発表会で、同社代表取締役社長・和田 勇氏は「低層の良さを全面に打ち出し、働く人が使いやすいと感じ、かつ環境にやさしい、地に馴染むような建物にしたい。『日本でもこんな素晴らしいビルが建つのか』といわれるような建物を建てたい」と意気込みを語った。

 着工は2009年、竣工は2011年の予定。


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