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抜本的な税体系の見直しを/全宅連が賀詞交歓会

「消費税問題も含めた抜本的税制の見直しが必要」と語った藤田和夫会長

 (社)全国宅地建物取引業協会連合会・(社)全国宅地建物取引業保証協会は11日、千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で新年賀詞交歓会を開催。冬柴鐵三国土交通大臣、石原慎太郎東京都知事をはじめ、国会議員、協会役員、関係団体・官庁関係者など多数の来賓が参加した。

 冒頭挨拶した、全宅連・藤田和夫会長は「昨年の税制改正は、まさに100点満点ともいえる成果をあげることができたが、毎年特例を延長するばかりでは仕方がない。消費税問題も含めた抜本的な税体系の見直しをしていくべきだろう」と語ったほか、「全宅住宅ローンについて、今期黒字転換することは間違いない。ここにきて、銀行が不動産事業者向け融資を渋り始めているが、3億円から5億円程度の事業用融資については、全宅ファイナンスを通じて会員に提供できる体制を整備したい」とした。

 また「不動産市況は厳しさを増してくると思うが、会員一丸となって乗り切りたい。国民に安心・安全を確保することを最優先にしたい」と力強く語った。


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