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新商品投入など事業強化に努めたものの、増収減益/積水ハウス08年1月期決算

 積水ハウス(株)は3日、2008年1月期決算を発表した。

 当期(2007年2月1日~08年1月31日)連結業績の売上高は1兆5,978億700万円(前期比0.1%増)、営業利益は1,097億2,700万円(同▲1.7%)、経常利益は1,140億8,600万円(同▲0.6%)、純利益は603億5,200万円(同▲3.7%)。

 当期は、新商品の投入などにより工業化住宅請負事業の強化に努めたほか、都市再開発事業についても新規案件に対する積極的な投資を進めた。
 07年3月から同社グループは、同社施工の戸建ておよびシャーメゾンの売却を希望するオーナーから物件を買い取り、大規模リフォームの後、同社保証を付与して再販する「オーナー住宅買取再生事業」の本格展開を開始した。
 環境問題においても、生産工場や新築施工現場において達成済みのゼロミッションの取り組みを、リフォーム分野に拡大。全国のリフォーム施工現場で発生する廃棄物のゼロエミッションを、広域認定制度を利用した形で、業界で初めて達成するなど、積極的な取り組みを行なった。
 その結果、前期に比べ増収減益、経常利益・純利益ともにマイナスとなった。

 今後は、鉄骨戸建て、木造住宅、賃貸住宅の3つの新商品を機軸に積極的に営業政策を打ち立てていくとともに、不動産販売強化に向けて優良不動産への積極的な投資に努めていくとし、09年1月期は、連結ベースで、売上高1兆6,600億円、営業利益1,040億円、経常利益1,050億円、純利益560億円を見込むとしている。


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