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大阪で「不動産業における人材育成シンポジウム」開催/国交省

「人材教育には日ごろからの取組みが重要」と語る毛利氏
シンポジウムの様子

 国土交通省と(財)不動産流通近代化センターは4日、「不動産業における人材育成シンポジウム」を大阪国際会議場(大阪市北区)にて開催した。

 同シンポジウムは、「不動産流通業における人材育成活動に関する調査研究業務」の一環で、人材育成についての問題点解決の糸口として役立ててもらうことを目的に開催したもの。

 開会にあたり、国土交通省総合政策局不動産業課長の毛利信二氏は、「顧客へ、いかに的確に情報提供できるかが重要な課題となっている。ユーザーのニーズに応えていくためには、優れた人材を集め、人材育成へ不断の取組みを行なっていくことが大切。そのために、人材育成についての現状や問題点などを共有していければ」と語った。

 1部では、「人間教育とは」をテーマに、学校法人海陽学園 海陽中等教育学校校長の伊豆山 健夫氏が講演。
 2部では、就業者や不動産業者についての人材育成上の課題を明らかにしたうえで、方策について議論するパネルディスカッションを開催。
 パネリストに明海大学不動産学部教授の阪本一郎氏、(株)三島コーポレーション常務取締役の藤井憲治氏、(株)マルサ不動産代表取締役の坂部叔子氏、(株)リクルート ワークス研究所主任研究員の豊田義博氏、ハウジング・ジャーナリストの河名紀子氏、コーディネーターに(株)不動産流通研究所研究員の岩田紀子氏を迎え、まちの不動産会社の人材育成を中心に、営業マン、女性、経営者、これから就業する人材などといったテーマごとに、それぞれの課題や意見を述べた。


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